私と「狂犬病」の出会いは、『ブラックジャック』が最初だったことは、先のブログで書かせてもらいました。⇒ 「狂犬病とブラックジャック」
ここからは、自分自身のために、狂犬病についてのふり返りです。
狂犬病もコロナ同様、「ウイルス」による病気です。
人への感染源は主に「犬」とされていますが、
最近は、病気の媒介者としての「コウモリ」も注視されています。
狂犬病は、人を含む全ての哺乳類に感染します。
そして、いったん発症すると、特異的な治療法はなく、死亡率はほぼ100%です。
「死亡率100%」
この割合、すごいですよね?
新型コロナウイルスによる感染者も死亡者も増えていますが、
中には、治療が功を奏して、回復される方もいます。
ということは、新型コロナウイルスの死亡率は100%ではないということです。
狂犬病は発症すると治療法はなく、死亡率はほぼ100%です。
犬だけの話ではなく、人の死亡率もです。
今でも、世界中で1年間に4~5万人の「人」が狂犬病で亡くなっています。 資料によっては、年間6万人と書かれているものもありました。途上国などでの感染の実態をすべて把握できていないことが数値の違いとなっているようです。
日本やオーストラリア、ハワイなどの島国は幸い清浄国となっています。以前はイギリスや台湾も清浄国でしたが、コウモリやイタチアナグマといった、野生動物での感染が確認され、今は清浄国から外されています。
僕はもう、今年の「狂犬病のワクチン」接種したよ!
1885年にはフランスのルイ・パスツールによって、ワクチンが開発されました。
そして日本では、1950年に「狂犬病予防法」が制定されました。
まずは、国外から入ってくることを阻止し、
犬を飼う際はワクチンを接種して、登録することを義務付け、
そんなことを繰り返して7年かけて清浄国になったそうです。
7年です。
幸い、日本の犬たちは人がコントロールすることがほぼ可能です。
つまり、「移動するな」と言われれば、それはほぼ可能です。
「接触するな」と言われれば、それもほぼ可能です。
「国外から日本に入れるな」と言われれば、それも可能でしょう。
7年かかったのは、その時代、まだ野犬がいたり、
狂犬病を保有している野生動物がいたりしたからですが、
今はいわゆる「のら犬」っていなくなりましたよね?
野生動物はいますが、他の国に比べたら、だいぶ少ないんだそうです。
そして、狂犬病の場合は、ワクチンがありました。
それらを接種することで、今、狂犬病とはほぼ無縁の国になったのです。
犬にかまれても「あいた~」っですむわけです。
でも、狂犬病清浄国になるのに7年かかっています。
新型コロナウイルスが収束するのに、どれくらいかかるのでしょうか・・・?
もう今は、早くこの事態を収束させるにはどうしたらいいかを、自分で考えて行動するしかないように思います。